5月の中頃に万博へ行ってきました。
それまでもうそれはそれは調べまくりましたが、実際現地へ行ってみて、役に立ったこととむしろあんまり考えなくても良かったことが結構はっきり分かれました。
もう色々と検索されているであろう方に向けて、ちょっとSNSとか情報ほどほどにキャッチがいいかも‥!と伝える記事です。
調べ疲れているあなた、もしかしたらちょっと軌道修正しておいた方が当日もっと楽しめるかもしれません。
大阪万博へ行くなら知っておいたほうがいいこと
まずは知っておいたほうがいいことを、大きく3つに分けてまとめていきます。
- 入場時間
- パビリオンの予約
- 閉園時
開園直前の混雑を避けたいなら7時半以前到着を目指す
朝一の9時枠なら7時半よりは前に並び始めたいところです。
早めに並んでいると、警備員さんがちょこっと柵を動かしてトイレに行かせてくれたりもします。
30分1時間で快適さが随分変わるので、混雑を避けて、人より早めに行く方が、結果としてそのあと得することが多いです。
パビリオンの予約について
2ヶ月前、7日前、3日前、当日の予約対策を考える必要がありますが、その前に、前提として知っておきたいことをまとめていきます。
スマホの予約は相当に辛い。が、取れなくはない。
当日のスマホ予約ですが、めちゃくちゃちょこちょこ見ていれば、たまーーにとれることがあります。
特に、時刻が公開されていない予約開放の瞬間があるようです。
その瞬間だけ「○」が複数表示されるので、スマホからでも予約ができました。
実際にこの2つをスマホから当日予約しました。
- いのちの未来(石黒館)
- EARTH MART
いのちの未来は多くの人がおすすめに挙げているパビリオンですし、見応えがあるので行って損はありません。
予約センターは強い
誰がなんと言おうと、今のところ当日予約センターは強いです。
ほぼ朝9時に入園し、予約ができるようになってすぐにnullやモンハンを検索しました。
‥が、皆無。
予約センターに並んだのですが、前の人たちがどんどん予約をとっていました。
この時間は、あまり迷ったり時間をかけたりする人はいなくて、端末の前に行って希望のパビリオン狙い撃ちの人が多そうでした。
(午後からは様子が違って、だいぶ一人一人の時間が長く、列が進まなそうでした。)
それもそのはず。
信じられないくらい、パビリオンが空いていました。
中にはとれないものもありましたが、するっと狙っていた「いのちめぐる冒険 超時空シアター」がとれてしまいました。
そもそもシステム違うよね、というくらい差があります。
キャンセル待ちができるパビリオンがある
実はキャンセル待ちができるパビリオンがあります。
- いのちの動的平衡館
- いのちの未来館(石黒館)
この2つのパビリオンの前に、キャンセル待ちのQRコードが表示されています。
(SNSでこのコードを上げてくれている人がいたので、私はそれをお借りしました)
どちらも同じ「キャンセル待ちページ」につながるようになっているので、どちらかでQRを読み込めば、両方のキャンセル待ちをすることができます。
ただし、インターネットのアプリで位置情報をオフにしているひとはオンにしないと申し込みできないので要注意です。
申し込みをして空きが出ると、登録したメールアドレスに案内のメールが届きます。
で、キャンセル待ちなんていうと、無理な気がしてしまうのですが、これがなかなか早くに案内メールが来ます。
この案内メールは受け取ってから「30分」が期限です。
なのでこまめにチェックしないと見逃します。
「いのちの未来」のほうは人気(テレビなどで取り上げられて知っている人が多い)のか、私が行った日は午前中でキャンセル待ちが終わっていました。
逆を言えば、午前中に予約がなくてがっかりしている人は、締め切られないうちに登録しておけば、パビリオンに入れる可能性は高いかもしれません。
もうひとつの「いのちの動的平衡館」のほうは夕方ごろまでキャンセル待ちの受付をしていました。
ただ、夕方は、午前中に比べて案内のメールが届くまでに時間がかかりました。
ちなみに夕方に「いのちの動的平衡館」はフリー入場をやっていたので、その辺りを狙うのもありです。
体験時間は短いですが、光の演出が美しいですし、哲学的なニュアンスもあって、色々と考えるきっかけになる面白いパビリオンです。
当日予約を開放してくれるパビリオンがある
当日に予約を開放してくれるパビリオンがあります。
私が行ったときは、こんな感じでした。
- null(12時、14時、16時)
- EARTH MART(13時)
- いのちの未来(12時15分くらい)
nullの時間帯は、予約サイトにアクセスが集中してしまい、ほぼつながらず。
むしろほかのパビリオンの予約すら確認できないという困った状態になっていました。笑
それでも見たいのか、それとも他のパビリオンに注力するのか考えないと、どこにも行けなくなってしまいます。
ちなみに、この辺りの対応は刻々と変わっているようです。
いっときは整理券が配られたこともあったようですが、私が行った時には整理券制度はありませんでした。
自分が行く直前に、明日どうなるのかをしっかり確認する必要はありますが、確認する価値はめちゃくちゃあります!!
強烈に人気な予約可パビリオン
予約を考える上で、頭に入れておきたいのが、強烈に人が集中している3つのパビリオンです。
- null
- 住友
- 大阪ヘルスケア(モンスターハンター)
この3つはなかなかハードル高めです。
なぜならSNSで呟く人たちみんなの評価が高いから。
そしてわかりやすいから。
nullは当日にも3回予約の開放があったりするので、チャンスそのものは多いのですが、「とりあえずnull行く?」みたいな感じで集中しまくります。
住友やモンスターハンターは2ヶ月前で外れたら、むしろ当日予約センターで狙うほうがいいのかもしれません。
SNSでも当日予約できたという声の方が多めでした。それも朝イチだけでなく、お昼や夕方にgetした方も。
しかし、この3つはこまめにスマホを確認していても、△すら見かけなかったので相当ハードル高いのだと思います。
ほかは、とれないまでも△が表示されることはありました。
(スマホは運です。どれくらいこまめに見るかと、予約可能な時間と他の予定との兼ね合いを瞬時に判断して、ボタンを押せるかが大事です。笑)
予約はどうする?
私はモンスターハンターに熱意を傾けすぎて、2ヶ月前も7日前も予約が一切取れませんでした。
こうなると、ちょっと詰みます。
当たればラッキーですが、当たらない場合を考えて、あまり人気の集中しないところや、大人数を一気にさばくようなパビリオンを希望の中に入れておくのがいいと思います。
ただ「アラブ首長国連邦」とか「タイ」とかは、当日もそんなに並ばない感じなので、そこは外して考えても良さそうです。(どうしても行きたい!のでなければ)
カナダやオランダは予約が可能なパビリオンです。
ただし、行列が長くなりすぎなければ当日でも並ぶことができます。
並べるんですが、予約の人の隙間を縫っていくことになるので、予約ができないパビリオンより列が進まない‥!という話になります。
カナダは朝イチは待ち時間もなくすんなり入れそうだったのですが、午後から行こうかなーと思ったら、2時間待ち‥とかで「おおお」ってなりました。
クウェートも似たような状況ですね。
5/18時点では当日予約できる海外パビリオンはこんな感じでした。
- カナダ
- クウェート
- 赤十字
- 国連
- イタリア
- オランダ
- ハンガリー
- ポーランド
- 韓国
- タイ
- オーストラリア
- 台湾
- アラブ首長国連邦
私はハンガリーに並んだのですが、ハンガリーも予約が可能なパビリオンです。
待機列が短めだったので、すぐ入れるかと思いきや、予約の人が入った後にちょろっと並んでいる人を入れる‥というイメージになります。
さらに、そもそも一度に中に入れる人数が少ないので、思ったより待ちました。
(でもすごくいいものを見せてもらったので、並んでよかったです。)
こんな感じで予約できるけど「並ぶこともできる」というパビリオンは、ちょっとだけ注意が必要です。
午前中に並べないけど、どうしても行きたい場合は、7日前や3日前で狙うほうが良さそうです。
ちなみに、2ヶ月前では予約できないけど、7日前では予約できて、当日予約はないのよ、みたいな複雑なことをしてくるパビリオンもあります。笑
海外はちょっと注意して、一覧で確認しておくのが安心です。
「万博 予約 パビリオン一覧」とかで検索をかけて、公式サイトを確認してみてください。
必ず右上の更新日付を確認してくださいね。
こういうPDF(↓)が表示されます。
(ここに貼っているものは古くなるので、必ず最新を確認してください。)
面倒ですが、やるしかないです。やっておくかどうかで結構変わります。
逆に日本は当日「並べる」可能性のあるパビリオンもあります。
かも‥なので、ね。
夜の閉園間際は一斉に人が動く
8時半の水上ショーが終了すると、もはや一斉退場状態だと思ってください。
閉園は22時なんですが、今のところ全てのパビリオンが21時で終了してしまいます。
つまりショーが終わった後に何かしようと思っても、何もすることがない‥!
それどころか、22時の閉園に向けてエリア館の移動が制限され、容赦ない追い出しが始まります。
夜の万博をもうちょっと見てから帰ろうかな〜とか、無理です。封鎖されます。
(USJと違って、22時には誰一人いない状態を目指している感じひしひし。笑)
ちなみに東ゲートのほうは、駅も電車も思ったほど混んでいませんでした。
その理由は、駅まで大回りなんてもんじゃないくらい大回りさせられるからです。
歩くの大変ですが、そのおかげで花火の時の駅状態ではありません。(とても走れる距離じゃないくらい歩かされるので)
準備しておいたほうがいいこと
事前準備はやっぱり必要です。
というのも、万博会場は本当に広い‥!
ふらっと行ってなんとかなるほど、甘くはありません。
端から端まで歩くのにめちゃくちゃ時間がかかりますし、一回行って全体像を把握しようとか、みたいものを全部見れると思って行ってしまうと辛くなるし、消化不良感が半端ないと思います。
私のようにSNSなどで調べたものを、全部見たい、食べたい、とか思うと詰みます。
まだまだ情報が偏りまくっていて、みんな同じ情報を見て、同じことを考えているからです。
ちょっと怖いくらいです。笑
なので、見たいものが見れたらラッキーだなーくらいでいきましょう。
12万人いますから、ね。
その上で戦略的に準備しましょう!
自分の行きたいパビリオンを3つに分けてチェックしておく
まずは行きたいパビリオンのチェックです。
これはいくつかに分けて考えておきましょう。
まずは3つ。
- 行きたい&人気
- 行きたい&当日予約可
- 行きたい&並び0
さらに、次の二つを行く直前にチェックしておきましょう。
- キャンセル待ちできるパビリオン
- 定時に予約が解放されるパビリオン
この中で準備で一番大切なのは、次の2つです。
- 行きたい&当日予約可
- 行きたい&並び0
人気をはかるのはびっくりするくらい簡単で、SNSで多くの人が一番にあげているところは漏れなく人気です。
万博の情報自体が少ないせいだと思うのですが、人気「爆発」になります。笑
そりゃそうですよね、通期パスの人だって最初の方はわかりやすいところへ行くでしょうし、後に続く私たちはそれを真似して同じところばかりを狙うわけですから、行列の爆発は何も不思議ではありません。
そういうところに「行きたい!」と思ってい場合は、そこだけを巡れる可能性は低いと覚悟しておくのがいいです。
もちろん行けたらラッキーですが、予約できていない「超人気パビリオン」は一旦諦めてしまうのも1つです。
後で書きますが、みんなが「いい!」って言ってないところにも、いいところがたくさんあったので。
ちなみに、これはしっかり紙なりメモなりに書いておくのがおすすめ。
スマホだろうが端末だろうが、予約は早い者勝ちです。
一番行きたいパビリオンが、いい時間にあるなんてことは、ほぼ奇跡。
そうすると、2番手3番手、もっと下を予約しないといけない訳です。
頭では覚えられないので、特に予約可能なところはメモしておきましょう。
さらに当日のスケジュールを管理するために、時間割表が絶対必要です。
バーティカルタイプが一番わかりやすいです。

手帳の1ページ千切るとかして、持っていきましょう。
パビリオンごとに集合時間も違えば、かかる時間も全く違います。頭で考えるのは無理です。(実際無理でした。)
食べたいもののレストランやフードカートは事前に場所を確認
ちなみに、今あなたが行きたいと思っているフードは全部めっちゃ並んでいます。笑
むしろ、そこ「だけ」並んでいます。笑
レストランもフードもたくさんあるのに、SNSで検索すると特定の幾つかしか出てきません。
なので漏れなくそこが混んでいます。
マレーシアのテイクアウト、エッグタルト、ドイツのソーセージパイ。
それからコモンズの中にあるカヌレのパフェなんかも。
お店を探すよりも行列を探したほうがわかりやすいくらい、そこだけ混んでいました。
この日は行かなかったので(無理だと思って)確証はありませんが、おそらくサウジアラビアのレストラン、スイスのハイジカフェ、オランダのワッフル、セルビアのレストランなどなど、印象的なところは混んでいたことでしょう。
でも目立たないけど美味しいものってもっとたくさんある、はず‥!
お弁当なりパンなりを持って行って、基本はそれを食べることにして、たまたまいいタイミングでレストランやフードカートに巡り会えたらそれをいただこうかしら。
というのも全然アリだと思いました。
(次回は私もそうするつもり)
実際に行って感じたこと:SNSの情報にまどわされすぎないで…!
めちゃくちゃ反省したのは、なによりも「SNSの情報」の偏りでした。
それを実感したのはクウェートのパビリオン。
SNSで色々な人が絶賛していて、前日の待ち時間が2時間‥!とかになっていたので、これはさっさと行かねばと思っていました。
私は9時半ごろに15分ほど並んでさっと入れました。
期待値は、高まりまくりです。
…で。
いや、良かったんですよ、良かったんですが、なんか口コミから受けたイメージと全然違うくないかい?となりました。
「砂漠で寝転んでいるような体験ができる」的なことが書いてあって、砂漠だから砂の上に寝転がるのかしら‥!なんてワクワクしていた訳です。
ですが実際は、砂漠の砂の盛り上がりを模した、でっかいソファー(硬い)にところどころ凹みが作られていて、そこに半分座って半分寝転がった「ような」感じになれるというものでした。
クウェートは何一つ悪くありません。
そして10分15分、もっと言えば5分で入れたなら「よかったねーー」と言い合えると思います。
綺麗だし、涼しいし、疲れていたら座れて嬉しいかも。
しかしですよ。
2時間並んで、しかも期待値MAXでたどり着いた場合に、どう感じるか‥ちょっと私は怖くなってしまいました。
何度も行けるならいいのですが、1度しかいけない場合は特に、たくさんの国のパビリオンを回るほうが満足度が高い気がします。
SNSでランクをつけている人がたくさんいますし、私もそれを見ていきましたが、正直なところランキングのそれぞれの差って、そんなにない気がします。
住友、アメリカ、フランスあたりはぶっちぎりかもしれません。
ですが、あとは下の方の評価に押し込められているハンガリーやオマーンもすごく良かったので、なんだかぶっちぎり以外はどこにいっても楽しめるんじゃないかと思います。

それなら、SNSの人気集中を横目に、予約するときも人気の少なそうなものを選んでおいたり、当日も並んでいるところは避けたりするのもいいかもしれません。
どうしてもあの人のファン、あの作品のファンなのだ‥!という場合はそこに一点集中で、あとはほどほどに雰囲気を楽しむのもいいのかと。
それから万博は遊園地とはちょっと違うのかもしれません。
楽しませてもらおう、という気持ちでいるよりは、どんな国がどんなことをしているのか、興味を持って「楽しみに行く」ことがめちゃくちゃ大事な気がしました。
まとめ

大阪・関西万博、前評判はかなり厳しかったですが、実際行ってみてめちゃくちゃよかったです。
まぁ1日で巡れるところなんてしれてるので、全然まだまだですが。
何か1つがすごくよかった、とかではなくて「万国博覧会」みたいな、ごちゃごちゃした感じがすごくよかったです。
建物1つ1つが凝っているし、お国柄なんでしょうか、そういうものも感じられます。
にもかかわらず、私はだいぶ王道パターンを行ってしまいました‥。
みんながよかったって言っているところへ行きたがり、みんなが食べたものを食べ‥みたいな。
予約も「null!!」「モンハン!!」みたいになっていたので、なんだかもったいないことをしたな、と。
海外のあんまり人が集中していないパビリオンを巡って、そこに行くことそのものを楽しむようにしないと、国内のイベント会場みたいな楽しみ方になってしまうような気がしました。
そうすると、1つ1つはUSJとかディズニーのそれには敵わないわけで。
なんだかちょっと楽しむ方向を間違えたかもな、と反省もしたので、記事にしてみました。
万博参戦の参考になれば嬉しいです。
あと2回は行く予定なので、私も反省を大いに次に生かします!!