独学でファイナンシャルプランナー合格?おすすめテキストと注意点

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FP資格を取るときに、1番費用が安くなるのは「独学」です。

この記事では、独学で3級・2級と合格した場合にどのくらい安くなるのかと、独学におすすめのテキストを紹介。

さらに、「3級は独学でテキストにしたけど、2級は講座を受けたいな」となったときに損しないための講座の選び方や注意点もまとめます。

この記事で、自分のため・家族のために、ちょっと手間と時間はかかるけど、「しっかり節約」して勉強を始める方法がわかります。

▽この記事を書いた人

・FP2級1発合格
・ユーキャンのFP講座受講
・公認会計士試験合格

▽私は独学テキスト買ってから通信講座に乗り換えました。

FP資格のまとめ記事はこちら!

目次

ファイナンシャルプランナーに独学で挑戦するための方法は?

FP3級から受験して、FP2級合格を目指す方法をまとめました(↓)。

FP3級から受けて、その後は引き続きFP2級を受けたり、民間資格のAFPとして認定を受けたり・・と進んでいくことができます。

FPの独学がおすすめな人は?

独学がおすすめなのはこんな人。

  1. 費用を安く抑えたい
  2. 時間は少しかかってもいい
  3. とりあえず試してみたい

ちょっと時間はかかりますが、費用は一番安く抑えられます。

FP3級だけでとりあえずはいいかな・・という場合や、まずは試してみたいというときにもおすすめです。

独学のメリットは「費用の安さ」

独学で3級・2級と取得していく1番のメリットは費用の安さ。

独学で3級合格・2級合格ルートは一番お金がかかりません。

3級勉強→3級受験・合格→2級勉強→2級受験・合格

市販のテキストで3級を勉強して合格し、2級もテキストや問題集を自分で用意して勉強。

2つの試験に1度の受験で合格したとすると・・合計でかかる金額はこれくらい!

3級テキスト1,760円
3級問題集1,650円
3級予想問題1,760円
3級試験料8,000円
2級テキスト2,090円
2級問題集1,980円
2級予想問題2,200円
2級試験料11,700円
合計31,140円

ちなみに・・FP2級に合格後、認定研修(技術士課程)を受講すればAFPの認定を受けることもできます。

3級→2級→認定研修(技術士課程)→AFP登録

AFPにも登録したいな、という場合はここにAFP認定研修(最安8,800円〜)を足して39,940円〜になります。

(2023/1/25時点)

テキストや問題集のお値段はTAC出版の「みんなが欲しかったシリーズ」で計算してます。

▽3級テキスト

FP受験のおすすめテキスト「みんなが欲しかった!」シリーズ

FP受験の独学におすすめなのがTAC出版のみんなが欲しかった!FPの教科書シリーズ。

独学でもしっかり知識を身につけたい人におすすめのテキストです。

読みやすいのに細かい知識までしっかり書いてある

何よりもいいのが、読みやすくて見やすいレイアウトなのに、細かい内容までしっかり書いてあること。

FPの分野は大きく6つに分けられています。

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスクマネジメント(保険)
  3. 金融資産運用(経済の基本や投資)
  4. タックスプランニング(所得税)
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継(相続税とか贈与税)

この分野に関する「試験」ですから、当然細かいことを覚えていかないといけない訳です。

何万円とか何%とか、△△の時には◯で▲の時は×・・とか。

最初から全部覚えるのはもちろん難しいですが、問題や過去問を解いていく中ではいずれ覚えていかないといけません。

そんな時にテキストに詳しく書いてあれば、何か分からないことがあってもテキストに戻れば調べられる訳です。

検索かけてもいいですが・・めんどくさい!!

テキストと問題集だけで何とかなるのは忙しい中で勉強する時にはありがたい!

それなのに読みやすくて、教科書っぽくないデザインなんです。

先生の板書を見ながら授業を受けているようなデザイン

テキストそのものが講義のようなライブ感を持っているのが、「みんなが欲しかった」シリーズの魅力です。

授業を受けている時、板書を見ながら、先生の解説を教科書にメモしませんでしたか?

実はそのメモの方がテストやその後の勉強で役に立ったりして・・。

そういうメモ書きも、まさにメモ書きという感じのサイズと可愛らしい手描きフォントで書いていてくれます。

例えばジュニアNISAについてまとめた箇所で、

ポイント:金融機関の変更はできない

とまとめの分があります。

ここに手描きで加えられる”メモ”が・・

通常のNISAは金融機関の変更ができる

テキストを読んでいて、「あれ?じゃあ普通のNISAはどうだっけ??」となるであろうことを見越したかのようなフォローです。

そういうフォローが随所に。

最初にテキストを読んだ時には気づかないとしても、問題を解いた時にもう一度テキストに戻ってきたら、「あ、こんなこと書いてある!」となるような。

まずは大枠をさらっと勉強して、問題を解いて、わからなかったらまたテキストに戻って・・と勉強しているうちに、自然と知識が増えていくような、ちょっと辞書のようでもあるテキストです。

特にFPは資格を取ったら終わりじゃなくて、日常生活に活かしてなんぼの勉強です。

この小さい字で書いてある「え、結局何なんだっけ?」という情報って、なかなかネットでうまく見つけられないんですよね。

FP試験のいいところは試験の分野のどこかが生きていく中で、必ず出てくること。

困ったな、これってどうだっけ?っとなった時にも辞書みたいに開くことのできる、その度に丸暗記しなくても理解が進んでいく・・それが「みんなが欲しかった!FPの教科書」なんです。

この辺りは、さすがTAC!です。

フルカラーのグラフや図、表が暗記にめちゃくちゃ役に立つ

お金や法律・保険の話って、やたらと似たような言葉があると思いませんか?

でも微妙に違う。

そしてその微妙な違いこそ問題として出題されちゃう訳です。

例えば、個人向け国債。

変動10年と固定5年、固定3年についてそれぞれ覚えなさいと言われても、何が何だか・・ですが。

何が違って、反対に何が同じなのかを1枚の表にキレイにまとめてくれています。

同じ項目をまとめていくと、実は覚えるのは違うところだけで、償還期限と金利方法と利率だけ覚えればいいんだ!!あとは一緒!!

みたいな勉強の仕方ができる訳です。

この方が、覚える量も減って試験に役に立つのはもちろんですし、自分の生活の中でも使いやすい知識になりますよね。

フルカラーなので、図も表も見やすいです。

セクションごとに問題付き

さらっと読んでも絶対覚えられないんですよね。

それを教えてくれるのが短いまとまりのすぐ後に出てくる問題。

文章が書いてあって、記述が正しいか答えなさい。というよくある問題。

マルバツが正しく付けられるかどうかはどうでもよくて、その記述のどこが間違っているのかが大切。

×の記述にも何が×なのかしっかり説明があります。

FPの試験問題は何かそれっぽい・・みたいな記述を正しく見抜けるかどうか・・。

1回では覚えられないので、ちゃんと覚えなきゃ・・!となるところが一番大事。

それを教えてくれるのもみんなが欲しかった!FPの教科書シリーズのいいところです。

テキストで勉強したところは必ず問題集の問題を解きます!

全部テキスト終わらせてから・・だとさっぱり覚えてません。

覚えてないと問題解くのが嫌になるので、さっきやったから分かるに決まってんじゃん!くらいの知識ほやほやなうちに問題を解いておきます。

・・それでも「あれ??」ってなるんですけどね。

直前予想模試も確認しておきましょう。

2023年5月試験をあてる TAC直前予想模試 FP技能士3級 [ TAC株式会社(FP講座) ]

テキストだけじゃ不安・・という時には、「みんなが欲しかったシリーズ」のテキストに講義DVDと予想問題が付いた講座があります。

≫詳しくはTAC出版のホームページへ

TAC出版FP3・2級独学道場

3級の場合、テキスト・問題集に講義DVDと直前予想問題がセットになって9,900円!(2023年5月合格目標)

過去問演習ができるアプリも使えます。

独学の場合の注意点

独学の場合の注意点をいくつか。

自分でテキストや問題集が最新情報か確認する

独学の場合は費用が抑えられていいのですが、テキストや問題集が最新の法律やルールを反映したものかは、注意が必要です。

テキストや問題集は、何年の試験に対応しているか、さらには何月の試験まで対応しているかが表紙に記載されています。

古いテキストを買ってしまったり、なかなか勉強に身が入らなくて、テキストが古くなってしまった場合は注意が必要です。

通信講座などだと「改正論点」という形で、試験直前に教えてくれたりするのですが、独学の場合はそういう情報も自分でキャッチしにいく必要があります。

正直、ちょっと面倒です。

なので、テキストや問題集は、買ったらすぐに勉強を始めて、目標にした回の試験を必ず受けて合格を目指すようにしましょう。

2級も受けようと決めているからと言って、3級のテキストと一緒にまとめて買わないように、注意です。(体験談)

その辺りのことを考えなくていいのが、通信講座のメリットでもあります。

2級は講座を利用するなら「AFP認定研修」を含まないものを

FP3級は独学で乗り切ったけど、2級は難しそうだからユーキャンかな?という場合は、ちょっと注意が必要です。

2級は講座を利用するなら「AFP認定研修」(基本課程)を含まないものを選んでください。

具体的にはパンフレットなどに「FP2級受験資格が取れます」と書いてあるものは、AFP認定研修の基本家庭が含まれています。

で、これは3級合格者には必要ありません。

2級の受験資格は次のどちらかが必要です。(金融機関とか資格持っている人以外)

  1. FP3級に合格 
  2. AFP認定研修(基本課程)を修了

どちらか1つでいいので、3級に合格した人は2級受験の条件を満たしています。

一方、2級からいきなり受験する人は2つ目の「AFP認定研修を修了」というのをクリアしないといけません。

例えばユーキャンのFP講座は、2級から受ける人のための講座で、講座料金に「AFP認定研修」が含まれています。

つまり・・

「2級対策」+2級の受験資格を得るための「AFP認定研修(基本課程)」

の2本立てで1つの講座になってます。

でも、3級に合格しているなら、もう2級の受験資格があるので後ろの部分はいりませんよね。

もちろん分かった上で、それでもユーキャンの講座・・!もいいんですが・・。

それならもう最初からユーキャンにして、2級から受験してしまうのが効率がいいし、経済的です。

なので、3級に合格したけど、2級は講座で勉強したいな、という場合は「AFP認定研修」を含まない講座を受けるのがいいかと思います。

オンライン講座スタディング のFP講座

スタディングのFP講座には2級だけのコースもあるので、こちらを利用するのも。

最近CMでもよく見かける「スタディング」ですが、スマホがあれば勉強できてしまうというものです。

とにかく忙しい人が短期間に合格できるように・・ということを目指して作られた講座。

テキストも問題集もスマホの中。

紙テキストがないので、その分他の通信講座に比べると値段がずいぶん安いです。

3級合格コース4,950円
2級合格コース29,700円質問5枚
3級・2級セットコース31,900円質問10枚

学習時間や進捗状況まで管理して教えてくれるので、テキストがどーんと送られてくる通信講座が苦手な人にはむしろこちらの方がおすすめかもしれません。

税理士などの上位資格も扱っているのも信頼できるポイント。

紙の本の勉強に慣れてるから心配だな・・という場合は、無料体験ができるので安心です。

→ \無料体験/スタディング FP講座

合格の近道は過去問に!独学するなら絶対勉強すること

過去問題を見てみることが第一歩

合格の1番の近道は過去問演習です。

独学の場合は自分からきちんと見に行かないといけないので、要注意。

過去問と似たような・・というか同じかと思うくらいの問題が、実際私が受けた時にも出題されていました。

落とすともったいないので、3年分くらいは解いておきたいところ。

ただ、法律やルールが変わった場合は、過去問の答えそのものが変わる場合もあるので慎重に。

過去問題は日本FP協会のホームページで確認できます。

解答のみで解説がありません。

(選択肢の正解が書いてあるだけ。)

ですが、どんな問題が出るのかが分かると、テキストや問題集のどこに注意して勉強すればいいか分かるようになります。

最初に眺めても「??」かもしれませんが、ここはグッと我慢して、見てみてください。

どこかで過去問演習するんだ!ということだけは意識しておくと、合格がグッと近づきます。

3級から受けて2級に合格したら、AFPの認定研修はどうするの?

3級・2級と順番に受けて行って、民間資格のAFPの認定を受けたい!という場合。

AFP認定を受けるには、別でAFP認定研修(技術士課程)を受ける必要があります。

「技術課程」のAFP認定研修はお安いですし、通信でも受けられます。

3級飛ばして2級からいきなりの人が受けるのは、AFP認定研修の「基本課程」というまた別のもの。

研修と言っても提案書(お客さんを仮定してこうしたら家計改善できますよーとアドバイスする)の作成がメインです。

一番安いのは8,800円の講座。

技能士課程を受講できる講座

そもそもAFPいらないわ、っていう人は2級合格までで終了でも大丈夫。

民間資格のAFPの認定を受けると勉強会があったりなどなどするのですが、入会金や年会費が発生します。

本格的にFPとして活動したい・・!ということでなければ、一旦考えずに置いておいてもいいかもしれません。

FPの独学がおすすめな人は?

独学がおすすめなのはこんな人。

  1. 費用を安く抑えたい
  2. 時間は少しかかってもいい
  3. とりあえず試してみたい

ちょっと時間はかかりますが、費用は一番安く抑えられます。

FP3級だけでとりあえずはいいかな・・という場合や、まずは試してみたいというときにもおすすめです。

まとめ

FP3級から順番に受けていくのがおすすめなのは・・

  1. 時間は少しかかってもいい
  2. 時間は少しかかってもいい
  3. とりあえず試してみたい

独学で勉強するならTAC出版のみんなが欲しかった!FPの教科書3級がおすすめ。

年間売り上げNo.1。

結局のところ、1冊を完璧にすることが大事。

1つの教材を信じて隅々までマスターできる人が合格に近い人です。

中途半端に知識を広げても、試験会場には持って行けないので。

多くの人が使っているもので勉強するのが大事です。

試験はみんなが解ける問題を確実に解くこと。

みんなが解けない問題は、自分も解けなくていいんです。

ファイナンシャルプランナーが、これから先の家族や自分のお金の話をちゃんとするために大事だとは思いつつ、ここにお金かけるのもなぁ・・と思っているなら。

まずはテキストを買って、独学から始めてみませんか?

テキストを開いてみると、意外と知っていること・聞いたことがあることも多いので、これならできるかも!思えるはずです。

▽2級から受験する方法も調べておく

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