【体験談】買って使って初めて分かった食洗機の「使い方」!複雑?簡単?写真付きで普通の家庭の食洗機の使い方を解説

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コップが綺麗に乾燥している写真

食洗機を買いたいけど、本当に必要なのかな?

と悩んでいませんか?

使ってみると、もうない生活なんて考えられない・・!となるんですが、買うまでは「手洗いしてきたしな、10何年も・・」と思ってました。

そんな過去の自分を振り返って、そもそも使ったことがないから、使い方がイメージできない、だから便利かどうかもよくわからなかったんじゃないかなと。

ということで、この記事では、食洗機を普段どんなふうに使っているのか、使い方を写真とともに紹介します。

ちなみに今回紹介するのは据え置き型。(キッチンと一体になってるやつじゃないやつ)

ビルトインはちょっと違うかもしれません。

その辺は許していただいて・・詳しく紹介して行きます。

▽この記事を書いたのは・・

転勤族歴:18年
関東→大阪へ
転妻・夫婦2人

まずは機種が見たい・・!という方は【比較】転勤族/賃貸の食洗機はシロカSS-MH351?パナソニックNP-TSP1?で。

目次

必要かどうかわからないのは当然!日本の食洗機普及率は3割

食洗機。

買う前からバッチリ使い方イメージできていますか?

私は全く出来ていませんでした。

なぜなら使ったことがないから。

冷蔵庫とか洗濯機って、例えば一人暮らし用の小さいのであっても使ったことがありますし、洗濯機もドラムは初めてでも縦型は使ったことがあるから大体イメージできますよね。

でも食洗機は使ったことがないから、未知の世界でした。

それもそのはず。

食洗機の普及率は経済産業省によるとおよそ3割ほど。

ヨーロッパやアメリカなどでは7割を超えるらしいです。

これまで使ってこなかったし、周りにも使ったことのある人がいなければ、あまりピンとこない。

まぁなくてもいいかな・・でもな、便利そうだしな・・という堂々巡りを続けていました。

ただ使い始めてしまえば、簡単・単純。

料理ができるなら絶対できるし、選択ができるなら絶対使える。

全然簡単・全然楽です。

ただ知らないものって怖いですよね。

食洗機ってお値段も高いし・・

買って後悔しないため・・いえ、食洗機の場合はむしろ、買わずに後悔しないために。

食洗機初心者さんがなるべくイメージできるように、我が家の使い方を紹介していきます。

食洗機の仕組み自体は単純です。

  1. 食洗機に水を入れる(給水)
  2. 洗剤と食洗機内のノズルから噴射される流水で洗浄
  3. 排水
  4. 乾燥(機能がある場合)

①〜③を何度か繰り返して食器をキレイにしています。

まずは、食洗機が機種ごとに一番違う部分、イメージしにくい①食洗機に水を入れる「給水方法」だけ見ておきます。

食洗機の使い方の1番のポイントは「給水方法」

食洗機の給水方法は3種類あります。

  1. 分岐水栓
  2. タンク給水
  3. バケツ給水

※バケツ給水はシロカのSSーMH351のみなので比較表などでは「タンク式」に分類されていることもあります。

水を食洗機が吸い込む方法が3種類ある(分岐水栓・タンク・バケツ)

まずは食洗機に給水しないと始まりません。

食洗機への給水方法が実はちょっと複雑。

分岐水栓を使う方法

蛇口に専用の器具を取り付けて、食洗機を操作するだけで水の吸水を勝手にやってくれるようになるのが、分岐水栓という方法。

こちらは工事が必要です。

工事といっても水道の蛇口をちょっと分解して、分岐水栓というちっちゃい部品を付けるだけ・・なのでそんな大掛かりな工事ではありません。

ただ、どんな蛇口にどんな分岐水栓でも付くわけではありません。

パナソニックのホームページで調べることが出来ます。

持ち家や長くそこに住む場合は分岐水栓で問題なし。

余計な手間がないので使えるならこれが一番いいですし、選択肢も多いです。

家族用の大容量から・・

小さめのものも。

この2つは分岐水栓のみのタイプ。

分岐水栓が使えないお家では使うことが出来ません。

ただ、住み替えを考えている賃貸だと、今の水栓に合わせて購入しても、次のお家の水栓には合わない・・!なんてことが起きます。

そこで救世主が分岐水栓を使わないタイプ・タンク式の食洗機バケツ給水の食洗機です。

タンク式の食洗機やバケツ給水の食洗機には、分岐水栓も使えるものもあります。

タンク式食洗機

タンク式食洗機は、その名前の通り、水を入れるタンクが食洗機本体に付いているタイプです。

食洗機の写真

一番下にタンクがありますよね。

これはパナソニックのNP -TSP1という機種で、給水口(タンクに水を入れるところ)が下にあることが便利なポイントになっています。

機種によってはタンクの給水口が本体の上部にあるものも。

最初に水を給水するところだけ、手動になってしまいますが、とはいえ分岐水栓が使えない場合でも食洗機が使えるタイプ。

この2つについては分岐水栓にも対応しているので、分岐水栓が使えるところでは分岐水栓を使う・・ということも出来ます

その分本体が大きくなってしまったり、小さくしようとするとタンクの分だけ庫内に入れられる食器の数が減ったりしてしまいます。

バケツ給水タイプも

バケツにあらかじめ10リットルほど水を溜めておいて、そこに給水ホースを差し込んでおくというのがバケツ給水タイプです。

タンクがない分本体が小さくなりますし、分岐水栓のみタイプの食洗機並みに庫内にたくさん入れられるようになるのがいいところ。

バケツが増える。というアナログ感はありますが。

[4~5人用/UV除菌/食洗機/工事不要/分岐水栓可/タイマー6段階設定/おまかセンサー搭載/庫内ステンレス/温風乾燥機能]

我が家の食洗機は色々迷った結果、このバケツ給水タイプを購入しました。

分岐水栓も使えます。

バケツに水を溜めるだけなので、賃貸・不器用さんにもおすすめです。

【レビュー】シロカ食洗機SS-MH351が転勤族/賃貸・主婦の毎日に起こす大革命!を読んでみる。

【比較】転勤族/賃貸の食洗機はシロカSS-MH351?パナソニックNP-TSP1?を読んでみる。

複雑なのはここまで。

ここからはシロカの食洗機を実際に使っている写真を交えながら使い方を見ていきます。

二人暮らしの「食洗機の使い方」を写真で解説

食洗機の使い方を実際に写真を見ながら紹介します。

大まかな流れはこんな感じ。

  1. 予洗いする
  2. 食器を並べる
  3. 洗剤を入れる
  4. 水を入れる(溜める)
  5. モードを選んでスタートボタンを押す

人の作業はここまで!あとは食洗機がやってくれます。

  1. 排水と給水を自動で繰り返す
  2. 乾燥

予洗いする

ベタベタどろどろは食洗機がキレイにしてくれますが、ご飯粒とか入っちゃうと後で掃除も面倒なので、予洗いします。

お水につけておいて、スポンジでちょっとこする・・とかでも。

洗剤が残っていると、食洗機が泡泡になって大変なことになるので、洗剤が残らないように注意です。

食器を並べる

まずは食器を並べるところから。

我が家の食洗機は扉が前に開くので、カゴを手前に引き出して食器を入れることができます。

食洗機の写真

詰めてみました。

ノズルの向きとかがあるので、こういうふうに入れてくださいねーというメーカーさんからの指示があります。

食洗機の写真

欲張って重ねてしまって隙間がないようなことにしちゃうと、当然キレイになりません。

キレイに洗える限界を探します。笑

洗剤はどこに入れる?専用を使う!

洗剤を入れるところは機種によって様々で、洗濯機みたいに洗剤を入れる口があるものも。

我が家のシロカは扉を開いたところに洗剤置き場があります。

「7g」と丁寧に表示が・・・

粉ならここに入れる・・というか置く感じ。

食洗機に洗剤を入れるところ

ジェルタブの場合はもはや置くだけ。

どちらも食洗機専用の洗剤です。

食洗機で使う洗剤は食洗機専用のものを使います。

いつも使っている洗剤は絶対NGなのです。

泡が立ち過ぎて溢れたりして故障などの原因になるので、予洗いの時にも注意しています。

これだけでOKです。

扉を閉めます。

給水する

洗剤を置いて、扉を閉めたら、バケツに水を溜めて給水させます。

10リットル貯めるだけ。

ちなみにこの水を溜めている時間が一番うるさいです。

テレビを見ている夫に、「聞こえない・・!」ってクレームくるのがこの数十秒。

それ以外は静かなもの。

手洗いしてる母に言ってたなって思い出します。

「テレビ聞こえない・・!」って。なんて子供だ・・!と振り返ったり。

バケツの底にホースを固定する穴があります。

ちゃんと着ければ外れたことはないです、今のところ。

バケツと給水ホースはバラバラだとこんな感じ。

食洗機の写真

給水ホースは食洗機に挿しっぱなしにしなので、食洗機を使うときはバケツだけ持ってきてシンクの中に入れる・・という感じです。

バケツは普段は食洗機ラックの下に収納されています。

食洗機ラックをシンクに置いたところの写真

食洗機ラックの下に排水ホースと給水ホースを這わせています。

ラックで隠れるのですっきりしています。

食洗機専用の台で転勤族・賃貸の台所に食洗機が置けたを確認してみる。

モードを選んでスタートボタンを押す

あとはモードを選んでスタートボタンを押すだけです。

機種によって様々ですが、シロカの場合は、AIが勝手に汚れを判断してモードを決めてくれる「おまかせ」と手動で「スピーディー/標準/念入り/ソフト」が切り替えられます。

洗浄の長さと温度が変わります。

あとは温風乾燥するのか・・などなど。

UV除菌というモードもあります。

ボタンを押したら後はおまかせです。

排水と給水を繰り返しながら食器の洗浄が完了

スタートボタンと同時に水の給水が始まって、後は排水と給水を繰り返しながら洗浄してくれます。

左側のシンクに出ている方が排水ホースです。

ここから出てくる水はまあまあ激しめに出てきます。

湯気出てます。

乾燥

洗浄が終わると自動で乾燥モードに移ります。

で、終了!!

食洗機の写真
食洗機の写真

まぁ何がいいって、コップがピッカピカなんですよ。

茶渋って何ですか?というくらいに毎回キレイになって出てきます。

ちょっと感動です。

乾燥で乾き切らなかった水気をふきんでさっと拭いちゃって完了です。

食洗機は1日に何回?まな板は?洗えないものは?細かい使い方の疑問解決

使い方はなんとなく分かったとしても、まだまだ湧いてくる疑問。

1日に何回使うのか、まな板はどうやって入れるのか、洗えないものはあるかなど、細かいけど大事な疑問をしっかり解決しておきましょう。

二人暮らしで食洗機は1日に何回使ってる?

二人暮らしの我が家は平日も休日も大体2回です。

朝夜・または昼夜の2回が多いです。

大きなお鍋を入れてしまうとどうしてもお皿が入らなくなってしまうので、お鍋やフライパンは手洗いしちゃうことも多いです。

余裕があるときや、ベッタベタ、ぎっとぎとの時は予洗いして食洗機におまかせしてます。

まな板はどう入れる?

意外とでかいまな板。

食洗機の中でも場所を取っちゃいがちなんですが、まな板は手前の空きスペースに入れています。

ぴったり。

食洗機で洗えるひのきのまな板です。

これがめちゃくちゃ薄い・・!厚さ1cmです。

しかも353gと軽いのです。

これだけ薄くて軽いと、何がいいってカビません。

分厚いヒノキのまな板を何度カビさせたことか・・・。

アイラップの何でもシートを敷いてお肉なんか切ってます。

ちょっと汁が付いちゃったかな・・という時でも食洗機にかけてキレイにできるので安心です。

使えない・洗えないものはあるの?

使えないもの・洗えないものも!

食洗機にもよりますが、我が家の食洗機に説明書には、熱に弱いものや割れやすいもの、強化ガラス製のものや飛ばされやすい軽いものは洗えませんと書いてあります。

変色しやすいものや漆や木などもダメです。

最近は食器やお鍋の方に食洗機が使えるかが書いてあったりするので、しっかり確認が必要です。

食洗機専用の洗剤の方からも、洗えないものの制限があるのでそっちも確認しないといけません。

アルミ製のストローを食洗機にかけたら見事に塗りが剥がれました・・・。

後はお箸。

食洗機対応のお箸を使った方が良さそうです。

100円均一のお箸とかは塗装が剥げてきました・・。

意外なものだとサーモマグカップとかもNGです。

食洗機にかけると保温機能なんかに影響しちゃうらしいです。

水の節約になるの?

4人分相当の食器(食器24点、小物16点)を洗う場合、手洗いだと1回51リットル使っているんだそうです。

「4人分の食器を洗えます」と表示のある各メーカーの食洗機では使用する水の量が、大体9〜11ℓ。

シロカのバケツ給水やタンク式は特に分かりやすいですが、これだけです。

手洗いの時に水をどれくらい使っているか・・ってあんまり意識しないので、調べて50ℓも使っているのかと知って私はちょっと衝撃でした。

もちろん手洗いのものも0にはならないので9ℓぴったりでは終わりませんが、それでもかなりの節水になりますよね。

冬場はお湯も使いますしね・・・

食洗機のデメリットはキッチンが狭くなること

据え置き食洗機のデメリットは何といっても、その大きさのせいでキッチンが狭くなっちゃうこと。

広いキッチンなら問題ないんですがね、そりゃあ。

日本の住宅事情ですよ。その上賃貸だと避けようがない。

我が家のシロカのSSーM351は4〜5人用に区分されてます。

食洗機ラックに乗せた時の食洗機の写真
[4~5人用/UV除菌/食洗機/工事不要/分岐水栓可/タイマー6段階設定/おまかセンサー搭載/庫内ステンレス/温風乾燥機能]

お店に置いてあると小さく感じるんですが・・

試しに同じサイズの段ボール箱とかシンク横に置いてみてください。

うっわマジか!!!!となります。

シンク周りに置くと、やっぱりちょっとシンクを圧迫します。

いや、置き方によってはかなり圧迫します。

薄さを取れば、背が高くなり。

小さくしようとすれば中にあまり入らなくなる。

背が低くなれば、タンクがバケツになる・・という。

分岐水栓が使えるお家なら問題ないかというと、やっぱり存在感はでかい。

なので食洗機の台を使ったりして、高さを稼いだり工夫しないといけないわけです。

山崎実業(Yamazaki) 伸縮食洗機ラック約W37~62XD36XH15~16.5cm

パーフェクトはなかなか難しいので、何かを諦めないといけないのが日本の住宅事情・さらにいえば賃貸と食洗機の関係かもしれません。

それでも、食器洗いの手間がなくなるのはもう・・便利すぎます。

ご飯を食べた後に、ちょっとだけ汚れを落として、並べて入れて、洗剤入れて、水貯めて、ピッ。

あとは任せた・・!ですから。

夜遅くなっちゃったら、予約しておいて朝に動き始めるようにしておくのもアリですし。

何れにしてもシンクの中の食器が夜を越さない・・つまりカピカピご飯に出会わなくてすむのです。

これは私史上かなりの奇跡・・!

もうこれだけで心が広くなります。

食器のことを考えなくていい。

今これを書いている間も、キッチンで食洗機が一生懸命食器を洗ってくれています。

食洗機を置けるかどうか、まずは【転勤族・賃貸と食洗機】後悔しないためにチェックしたい4つのポイントと対策方法で確認してみる。

まとめ

今回は食洗機ってそもそもどうやって使うの?ということで、食洗機の使い方をご紹介しました。

飲食店のアルバイトしてたりすると、業務用の食洗機を使っていたりしますが、それと家庭用はずいぶん違いますよね。

こうしてみると意外と簡単・・!ではないでしょうか。

とにかくお皿やコップを並べてしまえば、人間の仕事はおしまいです・・・!

後はシンクを磨くなり、美味しいコーヒーを淹れるなり、明日のご飯のおかずを先取りで作るなりしちゃうんです。

家事シェア・・という無理難題にもぴったり。

これは・・いい!と思うとここからのちょっと面倒な機種選びも乗り越えられるはず。

転勤族・賃貸の我が家は大きめタイプ、かつ分岐水栓でも使えるけど、分岐水栓がなくても使えるタイプを探して、比較しました。

【比較】転勤族/賃貸の食洗機はシロカSS-MH351?パナソニックNP-TSP1?を読んでみる。

食洗機のまとめ記事

食洗機について私が実際に困ったいろいろを6記事でまとめました。

食洗機どうしようかなと思ったら、まずは賃貸・転勤族のための食洗機攻略法【置く場所・使い方・機種選び:6記事で解説】へ。

食器洗いだけじゃない・・

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