【7物件住んだ】転勤族の賃貸物件選びチェックリスト〜実体験による引っ越しの時に困らない&快適に暮らすためのポイント

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賃貸物件のマンションの写真

18歳の大学進学の時に始まって、就職やら転職やら結婚やらで35歳までに計7ヶ所の賃貸物件に住みました。

新築物件もあれば、築40年以上の物件も。

そうすると段々「ここだけは外せない!」というポイントが出てくるもので。

今回は4つのポイントに分けて、それぞれチェックしておきたいことをまとめます。

  1. 必須条件
  2. 快適に生活するためのポイント
  3. 引っ越しの時に困らないためのポイント
  4. 防犯上のポイント

転勤族のお引っ越しは、わがまま言ってられない部分もありますが、それでも事前にチェックして知っているのと、住んでから気づくのでは大違い。

多少理想通りでなくても、そこは目をつぶろうと自分が決めたかどうかはものすごく大事

実体験なので体重乗りまくりですが、参考になれば嬉しいです。

▽この記事を書いた人

転勤族歴:18年
関東→大阪へ
転妻・夫婦2人
学生時代〜住んだ賃貸物件7つ

▽希望の検討がついたら早めにチェックしておきたい・・!

目次

必須条件〜ここがNGなら住めないポイント

チェックリストとシャープペンシル

まずは絶対通過しなければいけないポイントから。

  1. 洗濯機が置けるかどうか
  2. ベッドが置けるかどうか
  3. 冷蔵庫が置けるかどうか
  4. 食器棚が置けるかどうか

絞りに絞って、もうここだけは!です。

洗濯機が置けるかどうか

洗濯機置けないのはもう大問題すぎるので、防水パンの大きさや幅など、使っている洗濯機の説明書でしっかり確認しておきましょう。

型番号が分かればメーカーのホームページから説明書がダウンロード出来る場合は、メモしていくより細かいところまで分かるのでおすすめです。

ドラム式洗濯機は、古めの家では大きすぎて置けない場合があります。

1つ前に住んでいた家が築25年くらいだったのですが、かなりのギリギリでした。

もうちょっと洗濯機が大きかったら無理でした。

ドラム式洗濯機って2000年ごろから普及し始めたそうなので、家族向けの物件でも2000年以前に建てられたものは注意が必要かもです。

ちなみに築40年以上の物件に住んだときは、洗濯機を置くパンがありませんでした。

ベッドが置けるかどうか

ベッドも買い直すのがなかなか難しいもの。

なのでベッドが置けるかどうかも必須条件。

物件全体の畳数は大きくても、寝室にする部屋が狭かったり、変な形(めっちゃ細いとか、三角とか)だったりするとベッドが置けなくなることも。

できればベッドの搬入ができるかどうか、ドアの開口も確認しておきましょう。

冷蔵庫が置けるかどうか

家族用の大きな冷蔵庫は気をつけないと、横幅入らない・・!とかが起きます。

冷蔵庫置く場所って、コンセントの位置とかで物件の中でここ!って決まっていることが多いですよね。

横幅・縦幅チェックしてから物件探しに行きましょう。

食器棚が置けるかどうか

食器棚は曲者です。

食器棚が備え付けになってる物件はもちろん注意ですが、食器棚を置きたいところの天井の高さに注意

梁が微妙にそこだけ出っぱっていて、天井までの高さが低くなっていたりすることがあります。

さらに、天井から吊り戸棚みたいな形で上の方に戸棚が付いていることも。

こうなってくるとありがた迷惑・・いや親切なんですよね、きっと。

でもドキドキします。

今の家もそうなんですが食器棚の背がちょっとだけ低めなので、なんとか入りました。

奇跡。

ちなみに結構夫婦でもめるのが食器棚なんだそうです。

入らないから諦めるとなったら、冷蔵庫・洗濯機・ベッド・・まぁ食器棚ですよね・・。

▽希望の検討がついたら早めにチェックしておきたい・・!

快適に生活できるかどうか

賃貸物件の部屋の中の写真

続いては、住んで快適に暮らしていけるかどうかのチェックポイントです。

まずは部屋の中!

部屋の中でチェックしたいポイント

  1. 部屋の向き
  2. 排水溝(お風呂場・キッチン)
  3. トイレ
  4. ガスコンロor IH
  5. エアコン
  6. 網戸
  7. 外の音・景色
  8. 電波の入り具合
  9. インターネット

部屋の向き

部屋の向きはがいいです。

賃貸にいくつも住んできましたが、やっぱり南っておすすめされるだけの価値があります。

新しい街でも、古くからある団地やマンションは、みんな南を向いてます。

南向きは、夏は太陽が高い位置を通るので日差しが部屋に入ってこず、反対に冬はしっかり日差しが部屋の中に届きます。

なので夏は涼しい・・と言いたいけど、夏はどこでももはや暑いので(西は別格に暑いけど)、南の良さをより実感できるのは冬。

曇りや雨の日はダメですが、お天気の良い日は真冬でも日中暖房が要らない日があります。

今の家は南向きで、北向きに窓がある部屋があるんですが、室内の温度が5〜6度違う日も。

太陽の力だけで20度くらいまで室温が上がります。

電気つけなくても十分明るいなんてことも。

1月の同じ時間に南向きの部屋と北向きの部屋を撮影してみました。

南向きの光の入り方を撮影した写真
南向きの光の入り方
南向きの光の入り方を撮影した写真
北向きの光の入り方を撮影した写真
北向きの光の入り方
北向きの光の入り方を撮影した写真

昼間働いていて家にいないからいいよ、っていうならいいんですが。

転勤族・主婦の場合はお家にいる時間も長め

太陽の光が入ってくるってそれだけで元気になります。

もちろん転勤族のお部屋探しは取り合いですから、向きを諦めざるを得ないこともありますが。

ちょっと高い、とかちょっと古い、なら太陽の力を優先するのをおすすめします。

目の前にマンションや太陽を遮るものがないかもチェックしておきましょう。

ネットに載っている物件情報の写真は、同じ物件の向きが違う部屋だったりすることも。

それから向きが同じでも、6階までは向かいのマンションのせいで日差しが入らないけど、7階からは入る・・なんてこともありますから。

排水溝(お風呂場・キッチン)

お風呂場の排水溝もチェックしておきましょう。

クリーニング前の物件だと結構な臭いがしますが、勇気を持って。

定期的に詰まるのが排水溝です。

カビがくるのも排水溝です。

掃除しやすいかどうか、最小限の努力でキレイに保てるかどうかめちゃくちゃ重要。

キッチンも同じです。

排水溝のゴミ受けの深さもチェックしておきましょう。

トイレ

ウォシュレットが絶対の人は要チェック。

温便座ってやっぱり冬は助かるんですよね・・・。

トイレの中の収納もチェックしておきましょう。

あと、トイレのタンクの中も。めっっちゃ汚いことがあるので。

どれだけこまめ掃除してもどうにもならないので、入居前にクリーニングしてもらわないと住んでからしんどいです。

ガスコンロor IH

ガスコンロなのかIHなのか。これも重大な問題。

ここがどっちだからと言って、その物件に住むかどうかの決定打にはならないかもしれませんが。

好みもありますし、何より鍋が・・

使えるか使えないか、チェック大事です。

いざ住んでみて料理しようとしたら反応しない・・とかあります、特にガスからIHの人・・ご注意を。

魚焼きグリルが付いている場合はチェックしておきましょう。

利用不可能ぐらい汚れてることもあります。

エアコン

エアコンがそもそも備え付けのものがあるのか、あるなら何台あるのか確認

中には4部屋完全に区切られていて、絶対4つエアコンいるのに1つもついてない・・とかありますので。

広いお部屋の場合はエアコンのコンセントの形もチェックです。

広い部屋だと200Vのコンセントが付いていることが多いようです。

ハイパワーのエアコンが付けられます。

200Vのコンセントって??という方はこちらも。

コンセントの形状がそもそも違います。

網戸

網戸が壊れてないか・破れてないかチェックしておきましょう。

破れてなくてもたわんでいたりします。

そもそもちゃんと網戸があるかも含めて。

外の音・景色

ベランダに出て、もしくは窓を開けて確認です。

窓開けなきゃいいか・・と冬とか春先は思いますが、ここは冷静に。

エアコンを使わない時期は窓開けます・・よね?

駅近物件で、窓を開けたら高速道路の車が見えた・・なんてこともあります。

窓閉めててもまぁまぁの音がする。

一瞬だと平気な気がするんですが、一日部屋にいるとなるとどこまで耐えられるかは冷静な判断が必要です。

電車の線路沿いもそうですね。

電波の入り具合

スマホの電波も確認しておきましょう。

町中でも電波の入りが悪い物件ってあります。

1つ前に住んでいた物件がそうでした。

電波の本数だけでなく、スマホで自分が見る一番重たいサイトを見てみるのがおすすめ。

私の場合は、洋服のブランドのショップサイトがやたら重たいので、そのサイトを開いて判断してました。

もちろんスピードテストをやっても。

インターネット

ちょっと古い物件だと、インターネットを引こうにも引けない場合があります。

引けるけどものすっごい遅いのしか引けないとかね。

インターネットってお金払えば引けるもんだと思ってたんですが、集合住宅はそういうものじゃないらしいです。

不動産屋も管理会社も把握していないこともあるので、一番簡単なのはその物件の掲示板にフレッツ光のポスターなんかが貼ってあるのを確認すること。

フレッツ光の速さにも種類があるのでしっかり確認しておきましょう。

1番良いのは「光配線方式」に対応していることなんですけどね。

めっちゃ速いやつです。1Gbpsのやつです。

引っ越し先が東日本か西日本かで確認方法が違います。

▽東日本

▽西日本

詳しくはこちらのサイトがわかりやすいです。

・・もうこれめっちゃ難しかったです・・。

壁の薄さ、天井の音の響き方

壁の薄さもチェックしておきましょう。

しっかりした造りだと本当に隣の音って聞こえないんですよね。

ただ、壁はしっかり分厚くても天井はちょっと別物なことも。

天井ノックしてみるとかできないですし、こればっかりは上に変な人が住まないことを祈るしかないです。

部屋の外でチェックしたいポイント

部屋の外もしっかりチェックが必要です。

  1. ゴミ捨て場
  2. 自転車置き場
  3. 宅配ボックス
  4. 駐車場
  5. 宅配ボックス

ゴミ捨て場

ゴミ捨て場は要チェックです。

収集の日の朝にしか出せないマンションなら良いのですが、24時間出せる・・というマンションの場合は住んでいる人のモラルが現れます

きちんと分別されているかどうか、・・荒らされていないかどうか。

多少適当な出し方でも、掃除がきちんとされていればOKなので、そこもちゃんとチェックしたいところです。

夏場とかしんどいですからね・・。

▽お家の中での分別に

自転車置き場

自転車置き場も住んでいる人の雰囲気がわかるところ

電動が多いとか、子供乗せる用の自転車が多いとか、住んでいる人の年齢層や家族構成が自分と近いかどうか分かるのはもちろんなんですが。

やっぱりちゃんと指定されたところに停めているか

停め方にも人柄が現れます。

マンションから配られたシールを貼るなどルールがある場合は、きちんとシールの貼られた自転車だけが止まっているかもチェックしたいところ。

駅や学校が近いマンションには「利用者以外は停めないでください」という注意書きがあるマンションもありました。

駐車場

駐車場からも住んでいる人の様子がわかります。

停まっている車の車種というより、大切に乗っているか・・でしょうか。

サイドミラーがガムテープで貼って直してある車を見て、この物件はやめとこう・・ってなったこともあります。

宅配ボックス

外出が多い場合は宅配ボックスも。

これはあったら嬉しい・・というものになっちゃうかもしれませんが。

引っ越しの時に困らないように採寸

採寸している写真

もしかするとその物件に住むかもしれないので、ちょっと違うなーと思ってもしっかり採寸しておきましょう

引っ越し前にある程度分かっていれば、家具の配置やカーテンの準備などが出来ます

引っ越し当日に引っ越し屋さんにちゃんと伝えられれば、後で自分達で動かしたりしなくて済みますから。

  1. 各部屋・クローゼットや押し入れの奥行き
  2. 窓(カーテン)
  3. コンセントの位置(テレビも)
  4. ベランダ

各部屋・クローゼットや押し入れの奥行きを採寸

しっかり細かく測ります

物件資料の紙がもらえるはずなので、そこに書き込んでいきます。

意外と家に帰って、あれ?ここ何m?この家具入るの?と不安になります。

いらないかなーーと思うところも測っておきましょう。

お部屋だけでなく、クローゼットや押し入れの奥行きも図りましょう。

使っている衣装ケースが入らない!とかあります。

入っても引き出しが引き出せない・・!とかもあるあるですが・・。

窓(カーテン)

窓もしっかり測ります

測るときは、どこからどこまでを測るのかしっかり確認です!

カーテンレールがAフックなのかBフックなのかも要確認

詳しくはこちらの記事に譲ります。

カーテンが新居に合わないピンチを救ってくれたのが、Webで買えるKEYUCAの既製カーテンでした。

コンセントの位置(テレビも)

コンセントの位置が分からないと家具の配置が考えられないので、何口かも含めてメモしておきましょう。

テレビのコンセントの位置(アンテナ)も確認しておきます。

ベランダ

ベランダも要チェック。

洗濯物をベランダで干す場合は物干しの置き方も確認しましょう。

特に大きい畳数のエアコンを使う場合は、室外機が置けるかどうかチェックも必要です。

私は6〜8畳用の室外機しか見たことがなかったので、18畳用の室外機を見て「嘘でしょ!!」と笑いました。

想像を超えてきます。メーカーにもよるみたいなので要注意です。

≫引っ越し前に【SUUMO引越し見積り】を調べておく

防犯上のチェックポイント

最後は防犯上のチェックポイントです。

  1. 自転車置き場の場所
  2. 非常階段
  3. 非常口
  4. 玄関エントランスの明るさ
  5. 部屋の鍵の種類・個数

自転車置き場の場所

自転車置き場の場所がどこにあるかも注意が必要です。

あんまり奥まったところにあると、夜遅くなって帰ってきたときに不安ですよね。

駐輪場が奥にあっても、駐輪場自体だけでなくそこまでの通路にも、かなり明るめの電気が取り付けられている物件もあります。

この辺りの気遣いもチェックしておきたいです。

非常階段

オートロックの物件でも非常階段が無防備なことがあります

自転車置き場の屋根を伝って、えいって入れてしまいそうな物件も。

周りに足場があるようなところは注意しましょう。

非常口

非常階段と同じで、せっかくオートロックがあるのに非常口が開けっぱなしの物件もあります。

ストッパーが置いてあるところもあったりして。

自転車置き場につながっているような非常口は、その方が便利・・というのは分かるのですが。

出られるということは、入られる・・ということです。

玄関エントランスの明るさ

玄関のエントランスが夜になると、やったら明るいマンションもよく見かけます。

大事ですよね、暗いマンションと明るいマンションがあったら、それはもちろん・・。

部屋の鍵の種類も確認しておく

部屋の鍵も要チェックです。

ピッキングしづらいのがディンプルキーやウェーブキー、キーレス解錠がいいですよね。

ギザギザのやつはちょっと怖い・・・。

▽物件の希望がなんとなく固まったら早めにチェックしておきたい・・!

まとめ

引っ越し先の賃貸物件を探す上でチェックしておきたいことを4つのポイントに分けて、ご紹介しました。

  1. 必須条件
  2. 快適に生活するためのポイント
  3. 引っ越しの時に困らないためのポイント
  4. 防犯上のポイント

本当はここに「管理会社」を追加したい。

口コミサイトの「マンションノート」を見ていると、結構管理会社が備品を直してくれない・・っていう声が多いです。

実際そういう口コミの多い物件を見に行くと、納得の状況だったりします。

マンションノートでは、管理会社が変わっておきた変化や(大体悪くなる気が・・)、前に大きなマンションが建って日当たりが悪くなってしまった、近くにあったスーパーが無くなった。

など、ネットの物件情報だけでは分からない変化も知ることができます。

現地に足を運ぶ前に読んでおくと、めちゃくちゃ参考になります。

条件良さそうなのに余っている物件とか、「ああなるほど・・・」となりますので。

物件探しの参考になれば嬉しいです。

転勤族のお引っ越しはメールで問い合わせが便利。

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